チェスキークルムロフ


チェスキークルムロフは、川に囲まれた小さな古い町並みとそれを眺められる王宮で構成される不思議な観光地。
歴史的にはドイツとの間に複雑な事情があり、開発から取り残された地となった。結果的に16世紀から17世紀にかけて建築された、ルネサンス、バロック等の古い様式の住宅群と王宮が保存され、人気の観光地となっている。


街を望むスポットのある高台へ上る。旧市街とは河で隔てられた、傾斜地に建つ連なる邸宅風の城の中庭と、建物を潜り抜ける通路ををいくつか通る。石造りに見える壁は全て描かれた装飾で、絵本の中にいる様な、不思議な空間が続く。

 


高台から俯瞰する街は、大きく湾曲した川の背後に旧市街の住宅の赤い屋根が広がり、教会の尖塔が遠望出来る。ヨーロッパに行くと、古い街並みが保存された観光地は多々あるが、ここを見たら、中世の街並みはもう十分という感じがする。


チェスキークルムロフのホテル「ゴールド」。古い住宅を改装した小ぶりのホテルで、部屋の構造は個々に異なるみたい。僕らの部屋は、落ち着いたアンティークな内装だけど、水回りは新しく清潔で、気持ち良く過ごせた。翌日の朝食も美味しかった。又泊まりたい。